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病原微生物・免疫学重点実験室の概要
- 源情報:
- http://www.im.ac.cn/news/show.php?id=651
病原微生物・免疫学重点実験室は、主に以下の活動を行う。
- 科学の最前線に立ち、国家戦略の要求に沿い、重要な病原微生物の基礎研究、応用研究を行う。
- 動物由来の病原体に関する種を越えた伝播や分子進化の研究に重点を置き、病原体−宿主間の相互作用の分子メカニズムを明らかにする。
- 感染症予防のために、基礎的、先進的な技術と理論の裏付けを与える。
基本的な創造を続け、関連技術産業の発展を推進することを重点実験室の主旨とする。その下で、現在直面する科学的な問題、つまり種を越えて伝播する病原体に対する宿主制限、宿主制限因子、感染の慢性化、持続感染の分子メカニズムなどを研究する。
研究テーマおよび目標は、
鳥インフルエンザ、豚連鎖球菌(Streptococcus suis)など動物由来の病原体の進化と種を越えた伝播のメカニズム研究。
動物由来の病原と宿主の相互作用、免疫応答、T細胞識別メカニズムの研究、および新しい抗感染薬物の開発。
結核菌、B型肝炎ウイルス持続感染の仕組み、発症メカニズムと治療の研究。
微生物資源、微生物生物技術、病原微生物・免疫は、中国科学院微生物研究所の三つの研究分野である。その中でも、病原微生物と免疫学研究は、数十年の歴史を持ち、1958年、微生物研究所の周家熾研究員のグループがウイルス研究室を立ち上げ、植物病理学と植物ウイルス学の研究を開始した。現在は分子ウイルスセンター、分子免疫センター、日中連携研究室、P3実験室および科学院レベルのセルバンク重点実験室を有するまでに発展した。現在、当該実験室は、鳥インフルエンザウイルスの分子進化、エンベロープウイルスの侵入メカニズム、エンベロープウイルスの膜融合抑制剤、熱ショック蛋白質(Heat Shock Proteins)gp96ワクチン、豚連鎖球菌ゲノム研究とその発症メカニズム、結核菌等病原微生物の抗原加工・提示、T細胞エピトープのスクリーニングなどの分野で目覚ましい学術成果をあげている。
開所式の次第と様子
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