ニュースニュース

2024年

川口寧研究代表が第5回太田原豊一賞を受賞 

川口寧研究代表が、第5回太田原豊一賞を受賞しました。本賞は、感染症領域及び血液領域において顕著な功績を挙げ、今後も研究の進展が期待される研究者を顕彰するものです。今回の受賞は「ヘルペスウイルス感染の分子基盤に関する研究」の研究業績によるものです。受賞理由詳細は関連URLをご覧ください。

2023年

河岡義裕特任教授が2023年度文化功労者に選出 

本研究所特任教授の河岡義裕先生が、2023(令和5)年度の文化功労者に選出されました。ウイルス学分野における多大な貢献を顕彰しての選出となります。令和5年度文化功労者は以下URLからご覧頂けます。

2022年

河岡義裕特任教授が第27回(2022)慶應医学賞を受賞 

河岡義裕特任教授が、第27回(2022)慶應医学賞を受賞しました。本賞は、医学・生命科学の領域において顕著かつ創造的な業績を挙げ、今後さらなる世界的な活躍が期待される研究者を顕彰する賞です。今回の受賞研究テーマは「パンデミック感染症の制圧を目指したウイルス病原性の解明」です。詳細は関連URLをご覧ください。

加藤哲久准教授が東京大学医科学研究所奨励賞を受賞 

加藤哲久准教授が令和4年度東京大学医科学研究所奨励賞を受賞しました。本賞は、医科学研究所に在籍する研究者の中から、基礎的および臨床的研究の発展、あるいは医科学研究の社会的実装や先端的医療の普及などに大きく貢献した若手人材を表彰するものです。受賞理由は、一貫してヘルペスウイルスの研究に従事し、その脳内感染防御におけるTLR3-mTORC2軸の重要性を発見するなど、ヘルペスウイルスの増殖・病態発現機構の解明に大きく貢献したことです。詳細は関連URLをご覧ください。

新型コロナウイルスの新たな細胞侵入経路とその阻害薬の発見
〜COVID-19の複雑な病態解明・治療薬開発に期待〜

山本瑞生特任講師、合田仁特任准教授、井上純一郎東大名誉教授らの研究グループは、新型コロナウイルスが、ウイルス表面のSpikeタンパク質に他のコロナウイルスとは異なる複数の特徴を持つことでメタロプロテアーゼというタンパク質分解酵素を利用して細胞に感染することを明らかにするとともに、安全性が確認されている複数のメタロプロテアーゼ阻害薬がこの経路を効果的に阻害し、COVID-19の病態に関連するウイルス感染依存性細胞融合や細胞死を抑制することを見出しました(令和4(2022)年6月16日発表)。詳細は関連URLをご覧ください。

2021年

川口寧研究代表が第64回野口英世記念医学賞を受賞

川口寧研究代表が第64回野口英世記念医学賞を受賞しました。本賞は、野口英世博士が生前に行った研究に関係の深い優秀な医学研究に対し、その功績を表彰するものです。今回の受賞は「ヘルペスウイルスの増殖および病態発現機構に関する分子生物学的研究」の研究業績によるものです。 受賞理由の詳細は関連URLをご覧ください。

2020年

新型コロナウイルス感染初期のウイルス侵入過程を阻止、効率的感染阻害の可能性がある薬剤を同定

井上純一郎教授と山本瑞生助教らが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスである SARS-CoV-2が細胞に侵入する最初の過程であるウイルス外膜と細胞膜との融合を、安全かつ定量的に評価できる膜融合測定系を用いて、セリンプロテアーゼ阻害剤であるナファモスタットが、従来発表されている融合阻害剤に比べて10 分の1以下の低濃度で膜融合を阻害することを見いだしました。(令和2(2020)年3月18日発表)。詳細は関連URLをご覧ください。

2018年

有井潤助教が日本ウイルス学会杉浦奨励賞を受賞

有井潤助教が、平成30年度日本ウイルス学会杉浦奨励賞を受賞しました。受賞業績名は、「単純ヘルペスウイルスの細胞侵入および粒子形成過程の解明」です。本賞は、ウイルス学における顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を対象とするものです。詳細は関連URLをご覧下さい。

川口寧研究代表が第54回小島三郎記念文化賞を受賞

川口寧研究代表が第54回小島三郎記念文化賞を受賞しました。受賞業績名は「単純ヘルペスウイルスの増殖・病態発現機構の解明」です。小島三郎記念文化賞は、黒住医学研究振興財団より創設され、病原微生物学、感染症学、公衆衛生学、その他これらに関連した領域において、学問的に顕著な業績を挙げ、かつ我が国の文化に貢献したと思われる方に対し贈呈されるものです。贈呈式は平成30年10月26日(金)午前11時から世界貿易センタービル39階・東京會舘で執り行われます。

2017年

陳化蘭(Hualan CHEN)教授 中国科学院院士に選出

医科研・河岡義裕教授とインフルエンザに関する共同研究を行っている中国農業科学院ハルビン獣医研究所の陳化蘭教授が2017年度中国科学院院士に選出されました。中国科学院院士の称号は、中国で最高水準の科学者に対し、国から与えられる終身栄誉です。陳教授は中国における鳥インフルエンザ研究の中心的役割を果たし、国際獣疫事務局(OIE)の専門委員も務めています。

徐涛(Tao XU)教授 中国科学院院士に選出

中国科学院生物物理研究所の前所長として医科研との共同研究推進にご尽力下さった徐涛教授が2017年度中国科学院院士に選出されました。中国科学院院士の称号は、中国で最高水準の科学者に対し、国から与えられる終身栄誉です。徐教授は膜輸送の動態分子メカニズム研究に携わるほか、中国科学院大学副学長、生物大分子国家重点実験室の責任者も務めています。

山吉誠也特任准教授が文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞

山吉誠也特任准教授が平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞しました。受賞業績名は、「RNAウイルスの細胞内輸送に関わる宿主蛋白質の研究」です。本賞は、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を対象とするものです。

詳細は関連URLをご覧ください。

有井潤助教が文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞

有井潤助教が平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞しました。受賞業績名は、「単純ヘルペスウイルスによる病原性発現機構の研究」です。 本賞は、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を対象とするものです。

詳細は関連URLをご覧ください。

2016年

Nafamostat:MERSコロナウイルスのin vitro 感染を阻止する新薬剤

井上純一郎教授、山本瑞生特任研究員、松田善衛特任教授と共同研究者がドラッグリプロファイリングによりMERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスのin vitro 感染を阻止する薬剤(nafamostat)を同定し論文発表をしました(平成28年8月22日発表)。
詳細は関連URLをご覧ください。

本プロジェクトが日本経済新聞に掲載される

日本経済新聞2016年6月1日付朝刊に、本プロジェクトを紹介する記事「東京大学医科学研究所、HIV 中国と挑む」が掲載されました。

川口寧教授が第4回テルモ財団賞を受賞

アジア感染症研究拠点長の川口寧教授が「第4回テルモ財団賞」を受賞しました(平成28年3月22日発表)。「テルモ財団賞」は、公益財団法人テルモ生命科学芸術財団が2012年度より生命科学分野における優れた国内の研究を顕彰する趣旨で設け、同財団の一般研究開発助成を受けた研究者の中から、年度ごとに研究対象領域を指定し、当該研究者の助成研究テーマ及びその後の関連研究テーマを含め最も優れた研究成果をもつ個人1名を顕彰するものです。本年度は、同財団の一般研究開発助成の研究領域のうち、「医療用先端材料」、「次世代医療機器・人工臓器」、「予防医療」領域の助成を受けた研究者から選出されました。受賞理由の詳細は関連URLをご覧ください。

河岡義裕教授が日本学士院賞を受賞

アジア感染症研究拠点の河岡義裕教授が「日本学士院賞」を受賞しました(平成28年3月14日発表)。この賞は、明治43年に創設され、学術上特にすぐれた論文、著書その他の研究業績に対して、日本学士院から授与されるものです。
このたびは、「インフルエンザウイルスの病原性の分子基盤解明とその制圧のための研究」の研究業績が認められ、受賞の運びとなりました。受賞理由の詳細は関連URLをご覧ください。

2015年

閻錫薀教授が中国科学院院士に選出される

閻錫薀 教授 2005年より10年以上にわたり東大医科研とコラボレーションを続けている中国科学院生物物理研究所の閻錫薀(Xiyun YAN)教授が、12月7日中国科学院の院士に選ばれました。
中国科学院院士の称号は、中国で最高水準の科学者に対し、国から与えられる終身栄誉です。閻教授はナノバイオロジー分野における長年の功績を認められ「生命科学・医学」部門から選出されました。

陳化蘭博士がユネスコ・ロレアル女性科学賞2016を受賞

長年にわたり医科研アジア感染症研究拠点の活動のためご尽力下さっている中国農業科学院の陳化蘭博士が、ユネスコ・ロレアル女性科学賞2016を受賞されました。授賞式は2016年3月24日にフランスのパリで行われる予定です。
ユネスコ・ロレアル女性科学賞は、科学の発展に多大な貢献のあった女性科学者を表彰するために、1998年にユネスコとロレアル財団によって創設されました。毎年世界5大陸から5名の女性科学者を選出し、賞状ならびに賞金10万ユーロを贈呈しています。受賞分野は、隔年で生命科学、物理科学に分かれ、ノーベル賞受賞者を含む世界の科学界の権威で構成される国際選考委員会により受賞者を選出しています。
陳化蘭博士は、このたび「効果的なワクチンの開発と使用につながる鳥インフルエンザの生物学的研究」に対してその功績を認められ受賞の運びとなりました。

高福教授が平成27年度外務大臣表彰を受賞

高福教授が平成27年度外務大臣表彰を受賞
中国網日本語版(チャイナネット)(2016年1月20日)より
長年にわたり医科研アジア感染症研究拠点の活動のためご尽力下さっている中国科学院微生物研究所の高福教授が、平成27年度外務大臣表彰を受賞されました。
外務大臣表彰は、国際関係の様々な分野で活躍し、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている方々の中で、特に顕著な功績のあった個人および団体に対し与えられます。
高福先生は2005年から医科研と中国科学院の共同研究を推進してこられ、このたび「日本と中華人民共和国との学術交流の促進」という功績を認められ受賞の運びとなりました。
2016年1月20日、北京市内の在中国日本大使館官邸で、木寺昌人駐中国日本大使から表彰状を授与されました。